「VRでゲームやりたけど、どんなゲーミングPCがいいか分からない」
今回はこんな疑問に答えていきます。
筆者のイチオシは『パソコン工房 LEVEL-C0B6-i5-RIR』です。
さらに筆者厳選の2種、計3種をランキング形式で紹介します。
「VR Ready」とVRに必要な予算を後ほど紹介します。
VRにおすすめなゲーミングPC3選
【第1位】パソコン工房 LEVEL-C0B6-i5-RIR
iiyama LEVEL-C0B6-i5-RIR [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel® Core™ i5-8400
- マザーボード:Intel® B360 チップセット
- メモリー:16GB DDR4-2666(PC4-21300 8GB x 2)
- グラフィック:Nvidia® Geforce™ GTX 1660 6GB
- 光学ドライブ:無し
- SSD:240GB
- HDD:1TB
- 電源:500W
かんたん解説
ヘッドマウントディスプレイを同時購入しても20万以内に収まるコスパゲーミングPCです。
コンパクトなデスクトップ型で、奥行きの確保は必要ですが、机の上にも置けるので配線に困りません。
ヘッドマウントディスプレイを同時購入でき、入門向けでありながら、ミドルクラスの欲しい方にもおすすめできる一品です。
【第2位】G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920GA1
迫力の大画面をより広く魅せる「 Narrow Bezel (狭額縁) 」採用 17.3型 NEXTGEAR-NOTE i7920 シリーズ(GTX1060) ノートゲーミングPCの通販|G-Tune
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel® Core™ i7-8750H
- マザーボード:モバイル Intel® HM370 チップセット
- メモリー:16GB DDR4-2400(PC4-19200 8GB x 2)
- グラフィック:Nvidia® Geforce™ GTX 1060 6GB
- 光学ドライブ:無し
- M.2 SSD:512GB NVMe接続
- HDD:1TB
- モニター:17.3型ワイドFHD(1920 x 1080 / ノングレア /144Hz )
- 無線:Intel® Wireless-AC 9560 (最大1.73Gbps/ 802.11ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5
かんたん解説
VRでもノートPCならこのモデルです。
Type-C-A変換ケーブルを使うとマウスを繋げる余裕がある程度にUSBポートは少ないです。
ノートPCである以上は、USBポートの数が少ないのは仕方のないことです。
テレビドラマ「FF14 光のお父さん」原作者TERU(GLAY)さんが実際に使用するPCでもあります。
【第3位】G-GEAR GA7J-F181/ZT
GA7J-F181/ZT – BTOパソコン eX.computer
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel® Core™ i7-9700K
- マザーボード:Intel® Z390 チップセット(ASUS TUF Z390-PLUS GAMING)
- メモリー:16GB DDR4-2666(PC4-21300 8GB x 2)
- グラフィック:Nvidia® Geforce™ RTX 2070 8GB
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- SSD:240GB
- HDD:1TB
- 電源:650W
かんたん解説
欲張りさん向けのミドルハイクラスゲーミングデスクトップPCです。
欲張りを満たしつつ20万におさまる高コスパを誇ります。
VRは無論の事、レイトレーシングにも対応し、配信でもとりあえずはこれで大丈夫な一品です。
VRの同時購入はカスタマイズ項目でやるのではなく、TUKUMOのパーツページにて買い物かごに入れることで可能になります。
VR Readyとは何か解説します
VRゴーグルを開発するOculus社、HTC社、グラフィックチップセットを開発するNVIDIA社、AMD社が発表するVR可能なスペックを満たすPCに対して出す認証の事を「VR Ready」と言います。
推奨や最低環境は基本的にVRゴーグルを開発するOculus社、HTC社を参照しています。
というのもNVIDIA社、AMD社はOculus社、HTC社発表の推奨や最低環境をみて認証を出しているからです。
ちなみに「VR Ready」は直訳で「VRの準備ができている」です。
Oculus社 認証名:Oculus ready
最低環境
- OS:Windows 10 64bit
- CPU:Intel® Core™ i3-6100同等以上 / AMD® Ryzen™ 3 1200(FX™ 4350) 同等以上
- メモリー:8GB
- グラフィック:NVIDIA® GeForce™ GTX 960同等以上 /AMD® Radeon™ R9 290同等以上
- 出力:HDMI 1.3
- USBポート:USB3.0以上 x1とUSB2.0以上 x 2
推奨環境
- OS:Windows 10 64bit
- CPU:Intel® Core™ i5-4590同等以上 / AMD® Ryzen™ 5 1500X 同等以上
- メモリー:8GB
- グラフィック:NVIDIA® GeForce™ GTX 1060同等以上 /AMD® Radeon™ RX 480同等以上
- 出力:HDMI 1.4もしくはDisplayPort 1.2以上
- USBポート:USB3.0以上 x3とUSB2.0以上 x 1
Oculus Rift: VR Headset for VR Ready PCs | Oculus
HTC社 認証名:VIVE Ready もしくは HTC VIVE VR Ready
最低環境
- OS:Windows 7 SP1 / 8.1 / 10 64bit
- CPU:Intel® Core™ i5-4590同等以上 / AMD® FX™ 8350 同等以上
- メモリー:4GB
- グラフィック:NVIDIA® GeForce™ GTX 970同等以上 /AMD® Radeon™ R9 290同等以上
- 出力:HDMI 1.4もしくはDisplayPort 1.2以上
- USBポート:USB2.0以上 x 1
VIVE 推奨環境
- OS:Windows 7 SP1 / 8.1 / 10 64bit
- CPU:Intel® Core™ i5-4590同等以上 / AMD® FX™ 8350 同等以上
- メモリー:4GB
- グラフィック:NVIDIA® GeForce™ GTX 1060同等以上 /AMD® Radeon™ RX 480同等以上
- 出力:HDMI 1.4もしくはDisplayPort 1.2以上
- USBポート:USB2.0以上 x 1
VIVE Pro 推奨環境
- OS:Windows 7 SP1 / 8.1 / 10 64bit
- CPU:Intel® Core™ i5-4590同等以上 / AMD® FX™ 8350 同等以上
- メモリー:4GB
- グラフィック:NVIDIA® GeForce™ GTX 1060同等以上 /AMD® Radeon™ RX 480同等以上
- 出力:DisplayPort 1.2以上
- USBポート:USB3.0以上 x 1
NVIDIA社 認証名:GeForce GTX VR Ready
- GeForce™ GTX 970 / 980 / 980 Ti / TITAN X / 1060 / 1070 / 1070Ti / 1080 / 1080 Ti / 1660 / 1660 Ti
- GeForce™ RTX 2060 / 2070 / 2080 / 2080 Ti
※1070Ti、1080 Ti、RTXシリーズには認証がないものの、スペック要件はオーバースペック気味に満たしています。
GeForce GTX VR Ready プログラム – 最高のバーチャルリアリティーエクスペリエンス | NVIDIA | NVIDIA
AMD社 認証名:Radeon™ VR Ready Premium
- Radeon™ R9 290 / 290X / Fury / Fury X / Nano / 390 / 390X
- Radeon™ RX 480 / 580 / Vega
Radeon™ VR Ready Premium | AMD
認証名:Radeon™ VR Ready Creator
- Radeon™ Pro Duo / SSG /
- Radeon™ Pro WX 7100 / 8200 / 9100
- AMD FirePro™ W9100
Radeon™ VR Ready Creator | AMD
VRはCPUが強力でなければいけない
USBポートはモーションキャプチャー等で使います。
要求が高め、全体的なスペック的にはミドルスペック以上です。
なぜこんなに要求が高いのかと言うと、理由は構造と立体視にあります。
人間が物を立体的に、遠近感も併せて見ることができるのは、単純に視点が二つあるからです。
実際は片目ずつ見え方が異なっており、これを脳が処理して立体や遠近を感じ取ります。
片目の視力を失った人が、よく遠近感が分からないというのもこの所為です。人差し指を立てて片目ずつ目を閉じてみてください。指先にあるものの位置がずれるはずです。
この性質を利用し、微秒に視点の違う映像を左右それぞれで描画することで、より奥行きのある立体的な映像を作り出しています。
この時点でグラフィックの描画力は単純に2倍必要なことになります。
さらに、モーションキャプチャー(体の動き、頭の向き)を行いゲームに反映しなければなりません。
モーションキャプチャーには、加速度センサー、重力センサー、赤外線センサー、カメラによる画像解析等が用いられます。
正確なキャプチャーと素早い反映はCPUに対して強力な演算力を要求します。
必要な予算
まずは定価を見てみましょう。
・Oculus Rift(サイトをかなり下へスクロールすると見れます)
Oculus Rift: VR Headset for VR Ready PCs | Oculus
・HTC VIVE
・HTC VIVE PRO
VIVE PROスターターキット | The professional-grade VR headset
公式サイトから購入可能です。
在庫状況や為替の影響で、公式以外は売値が吊り上がっています。と言っても、需要と供給の面だけでなく、技術的にも簡単に値下がりするものでもありませんがね。
参考に各BTOベンダーのVR関係のURLを乗せておきます。
・TUKUMO
VR本体 :: VR :: ハードウェアの商品一覧|PC専門店【TSUKUMO】公式通販サイト
・パソコン工房
VR向け VIVE VRヘッドマウントディスプレイ | パソコン工房【公式通販】
・ドスパラ
ヘッドマウントディスプレイ|VR|周辺機器・ソフトウェア|パソコン通販のドスパラ【公式】
・日本HP(その他の分類にあります)
・ark
ヘッドマウントディスプレイ | VR | 通販・価格/性能比較一覧 | パソコンSHOPアーク(ark)
・ソフマップドットコム
VRヘッドセット|PC周辺機器の通販はソフマップ[sofmap]
PCを含めると予算15万におさめることすら難しいと言わざるを得ません。
予算20万で何とか、予算25万で周辺機器も、予算30万以上ならばProも視野に入ってくるという感じです。
VR機器自体がどうしても高いです。
まとめ
VRに最適なゲーミングPCのおすすめは
イチオシは『パソコン工房 LEVEL-C0B6-i5-RIR』
次点で『G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920GA1』
最後が『G-GEAR GA7J-F181/ZT』
VRはまだまだこれからという印象です。
更なる高精細化が進まないと文字や構造体がつぶれでゲームにならない場合もあります。
なぜ高精細化が必要なのかは、目とモニターの距離(2、3cm程)、モニターの構造に関係があり、お持ちのモニターに顔を近づけるとよく分かると思います。
モニターの多くは白いバックライトに網目をかぶせ、目の中に赤、青、緑の電子偏光板があり、その偏光度によって色を表現する構造になっています。厳密には違いますが。
モニターとの距離が近いとその網目の筋と各偏光板が見えるようになるうえで、ピント合わせのレンズで、余計分かりやすくなります。
特にそう言ったのに敏感な人は、価格も相当なものなので今はやめておいた方がよいでしょう。
ただ、文字以外はそれなりの解像度があるので没入感は最高ですよ。