【2019年版】ゲーミングPC向けおすすめM.2 SSD5選/爆速の『M.2 SSD』でローディングから打ち勝とう!

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「ゲーミングPC用のおすすめM.2 SSDが知りたい」

 

今回はこんな疑問に答えていきます。

 

筆者のイチオシは『WD SN750 WDS500G3XHC-EC』です。

 

 

さらに筆者厳選の2種、計3種をランキング形式で紹介します。

 

M.2 SSDの概要と選び方を後ほど紹介します。

 

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【2019年版】ゲーミングPC向けおすすめM.2 SSD5選/爆速の『M.2 SSD』でローディングから打ち勝とう!

 

第1位 WD SN750

 

 

 

スペック

 

  • 容量:250GB、500GB、1TB、2TB
  • シーケンシャルリード:3100~3470MB/s
  • シーケンシャルライト:1600~3000MB/s
  • 4KBランダム(QD32)リード:220K~515K IOPS
  • 4KBランダム(QD32)ライト:180K~560K IOPS
  • チップ:TLC NAND
  • Key:M
  • 保証:5年

 

かんたん解説

ヒートシンク標準搭載のWestern DigitalのNVMe M.2 SSDです。

 

PCIe3.0 x 4で接続され速度も十分早いです。

 

すべてのSSDで言えることなのですが、コントローラーの影響か、容量が小さいとシーケンシャルライト、ランダムリードライトが低くなってしまう傾向があります。

 

本製品も例にもれずそうなのですが、ゲーミングにおいてライト速度はあまり関係ありません。

 

動画配信を考えている人で、本製品を保存ドライブとする場合、1TB、2TBで速度ピークとなり、動画データも巨大になりがちですのでちょうどよいでしょう。

 

びっくりする程に高いという訳でもなく、ヒートシンク標準装備という点は、今後の鉄板製品としての地位を確立する実力を十分に持っています。

 

マザーボードになかったらヒートシンクは別で買わないといけませんからね。

 

 

第2位 Corsair MP600

 

 

 

スペック

 

  • 容量:500GB、1TB、2TB
  • シーケンシャルリード:4950MB/s
  • シーケンシャルライト:2500~4250MB/s
  • 4KBランダム(QD32)リード:420K~680K IOPS
  • 4KBランダム(QD32)ライト:550K~600K IOPS
  • チップ:TLC NAND
  • Key:M
  • 保証:5年

 

かんたん解説

ヒートシンク標準搭載のCorsairのNVMe M.2 SSDです。

 

PCIe4.0 x 4の次世代インターフェースで接続され速度も現状最速です。10GBの巨大マップも2秒程で読み出せるという、とんでも性能です。

 

本製品も例にもれず500GBのみライト性能はピーク速度に届きません。速度ピークは1TB、2TBの製品です。

 

恐ろしいのはランダム性能で、500GBでSATAⅢ SSDの約5倍、1TB、2TBは約7倍となっており、SATAⅢ SSDからの乗り換えではその性能のフルに感じ取れることもあります。

 

TLC NANDチップを使っている割にTBW(耐久性)の値が高いのでより長く使えます。

 

PCIe4.0は、2019/11/21現在で対応しているのはAMDのX570チップセットのみ(第3世代Ryzen)ですが、発売が予定されているIntel第10世代CPUの対応は十分あり得ます。

 

と言うのも、Intelはプログラマブルロジックデバイスの一種、新FPGA(Field-programmable gate array)「Stratix 10 DX」にPCIe4.0を採用して出荷を開始しているからです。

 

Intel第10世代CPUの採用を予定している人は、詳細が判明する前に買うのは危険ですが、価格の動向に注意したい製品です。

 

戦闘の前段階からしっかりと作戦を立てて価値を望む人にピッタリです。

 

 

第3位 Crucial MX500 M.2バージョン

 

 

 

スペック

 

  • 容量:250GB、500GB、1TB
  • シーケンシャルリード:560MB/s
  • シーケンシャルライト:510MB/s
  • 4KBランダム(QD32)リード:95K IOPS
  • 4KBランダム(QD32)ライト:90K IOPS
  • チップ:TLC NAND
  • Key:B、M、B+M
  • 保証:5年

 

かんたん解説

M.2ポートに取り付け可能なCrucial のSATAⅢ SSDです。

 

発熱が怖くて手出せないという人でも、SATAⅢタイプであれば特に気にすることなく使うことができます。

 

傾向として、マザーボードのM.2ポートは複数用意されていることが多く、本製品をOS用として、他のNVMe SSDをゲームファイルの保存先とすることで、容量の圧迫を気にすることなく、マザーボードの機能を活かしきることができます。

 

2.5インチSSDと性能は同じで、2TBが存在しないだけなので、速さはある程度でいいから、ケースのシャドウベイを開けておきたい人にはピッタリです。

 

 

第4位 ADATA XPG SPECTRIX S40G

 

 

 

スペック

 

  • 容量:250GB、500GB、1TB、2TB
  • シーケンシャルリード:3500MB/s
  • シーケンシャルライト:1200~3000MB/s
  • 4KBランダム(QD32)リード:210K~300K IOPS
  • 4KBランダム(QD32)ライト:230K~240K IOPS
  • チップ:TLC NAND
  • Key:M
  • 保証:5年

 

かんたん解説

ヒートシンクにイルミネーションLEDも付属するADATAのNVMe SSDです。

 

イルミネーションの波はNVMe SSDにも到達しており、光らせたい人はピッタリの製品です。

 

PCIe3.0 x 4で接続されます。

 

2.5インチSSDの場合、アクリルサイドパネルから覗くことができるケースは少ないです。マザーボードの表に取り付けの多いM.2 SSDであれば、最近の設計ではアクリルサイドパネルからその様子を覗くことができます。

 

ランダム性能は若干の低さが目立ちますが、それでもSATAⅢ SSDよりはよいです。

 

価格も比較的落ちついている為、検討の余地ありです。

 

シーケンシャル性能のピークは1TB、2TBです。大容量ファイルの書き込みが多くなる動画配信などでは容量選びであまり妥協しないようにしましょう。

 

 

第5位 WD SN500

 

 

 

スペック

容量:250GB、500GB
シーケンシャルリード:1700MB/s
シーケンシャルライト:1300MB/s
4KBランダム(QD32)リード:210K IOPS
4KBランダム(QD32)ライト:170K IOPS
チップ:TLC NAND
Key:B、M、B+M
保証:5年

 

かんたん解説

入門向けには最適なWestern DigitalのNVMe M.2 SSDです。

 

PCIe3.0 x 2で接続されるので速度は高くありません。その代わり、KeyはB、M、B+Mすべてに対応可能です。

 

ランダム性能もSATAⅢ SDDの約倍ほどになっており、さほど速度も高くないので発熱が少なく扱いやすくなっています。

 

また、価格も高くないので、入門向けという訳です。

 

 

M.2 SSDの概要

M.2 SSDは注意すべき点が3点あります。

 

  • 接続方式
  • Key
  • 発熱

 

この3つに注意していないと、使えない、思ったより遅い、発火等のトラブルにつながります。

 

M.2 SSDには、SATAⅢ方式とNVMe方式の2種が存在します。

 

SATAⅢはHDDや2.5インチSSDと同じ接続方式で、速度も2.5インチSSDと同程度しか出ません。HDDや2.5インチSSDと比べると省スペースである以外の価値はないのですが、NVMeと比べて発熱が少ないので扱いやすいです。

 

NVMeはPCIeによって接続され、現状の最速はPCIe 4.0 x 4で、順にPCIe3.0 x 4、PCIe3.0 x 2と遅くなっていきます。注意したいのはPCIe3.0 x 4の物で、最大で3000MB/sの速度が出ますが、中には2000MB/sや1500MB/sになっているものもある点です。

 

スペックの確認は怠らないようにしましょう。また、マザーボードが対応してなければ何の意味もないので、データシートやマニュアル、仕様はしっかり読み込みましょう。

 

Keyはマザーボードとの接続に、ピンを欠く事で示されるインターフェースのタイプです。KeyIDとしてA~Mまでのローマ字が割り振られ、インターフェースなので、一致しないと使うことができません。

 

マザーボードの仕様書や取扱説明書に乗っているので確認してください。基本的はKey Mですが、まれにA、B、Eが割り振られています。

 

NVMeの場合は、発熱に注意が必要です。ゲーム(特にオープンワールド系)によっては巨大なファイルの読み書きを行う場合があるので、その際に強烈な発熱が起こる場合があります。また、動画配信を考えている人も、M.2 SSDに保存しておく場合は発熱に注意が必要です。

 

発熱に関しては、ヒートシンクを一つつけておけば十分ですが、動画配信を考えている人は、風が当たるかどうかの注意が必要です。

 

M.2 SSDはマザーボードの設計上、グラフィックボードの直下に配置されることが多い為、ヒートシンクは必須と考えましょう。グラフィックボードは熱源ですので、その影響を受けて熱が上昇しやすいからです。

 

逆に、グラフィックボードの冷却風を受けやすい配置でもある為、追加のファンを考える必要はあまりないです。ただ、グラフィックボードの冷却設計がブロータイプの場合は風が当たらないので注意しましょう。

 

SSDはどれがいいのか/SSDの選び方

メーカーに関してはこだわりがなければ結局のとことどれも同じです。しかし、新興中華企業は十分な注意が必要です。リネーム使っているのがばれているので、どれも信用にならないからです。

 

それはさておき、ゲーミングとSSDのかかわりは非常に深く、常時ローディング、区画ローディングと2種のファイル読み込みによって快適性が異なります。

 

常時ローディングはオープンワールド系に多く、マップファイルの必要な部分を選択しているのに対し、区画ローディングはそれぞれのマップファイルを読みだしています。

 

常時ローディングは初回の展開さえ終われば後はCPUとGPU(グラフィックボード)パワーで済みますが、区画ローディングはマップファイルをその都度読み出す為、読み出しの度にローディング画面の長短やfpsの低下を招いています。

 

例えばPUBG、マッチングが完了したあとのマップロビーの表示は、圧倒的にSSDの方が早く、それによって航路から考える作戦の立案時間が増えます。HDDの場合、特にその日初めてプレイするマップで着地するまで画面が表示されないなんてざらです。

 

また、SATAⅢのSSDよりもNVMeのSSDの方が表示は早いことを確認しています。

 

かかる時間はさておき、アップデートの時にどのゲームもファイルチェックは必ず行う為、アクセス速度が速いほど、これにかかる時間は短縮されます。

 

特にファイルチェックが長いゲームには効果テキメンなのかといえばそうではありません。

 

ゲームファイルは基本的に、ファイル群ですので、大小さまざまなものが入り混じっており、すべて大きな物であるとは限りません。なので、ランダム性能が余りにも低いとHDDと同じ、あるいはそれ以上の時間がかかります。

 

ゲーミングは単に基礎スペックが高いだけで、一般仕様のPCと体感上の速さの違いと言うのはありません。ファイルの移動にしても、遅い方にキャップされてしまうので大した違いにならないですし。

 

以上の事からゲーミングにおいて大事なのは以下の3つです。

 

  • シーケンシャルリード
  • ランダムリード
  • ランダムライト

 

動画配信を考えていて、動画の保存先にM.2 SSDを考えている場合は、シーケンシャルライトも重要です。単にゲームしかやらないのであれば、3つを気にしていれば大丈夫です。

 

シーケンシャルライトは、ネット上からのファイルのDL速度が1Gbps回線で最大125MB/s、10Gbps回線で最大1250MB/s程度なので、ゲーミングにおいてはあまり気にする必要はないです。理論値ですし、昨今の普及率を見るとその半分も実測で出れば上々ですからね。

 

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まとめ

M.2 SSDのおすすめは

 

第1位が『WD SN750 WDS500G3XHC-EC

 

 

第2位が『Corsair MP600 CSSD-F500GBMP600

 

 

第3位が『Crucial MX500 M.2バージョン

 

 

第4位が『ADATA XPG SPECTRIX S40G

 

 

第5位が『WD SN500 WDS500G1B0C-EC

 

 

ロードが早ければその分の恩恵は必ずあります。価格相応かどうかは、時間をお金で買えることをどうとらえられるかです。

 

Byte毎単価はどうやってもHDDには勝てませんからね。

 

予め言っておくとOSの起動が早くなるかといえばそうではありません。M.2端子はそのほとんどがSATAⅢとPCIeと兼用になっているので、SATAⅢドライバとPCIeドライバを判別起動する為、若干遅くなる可能性があります。

 

HDDとの比較では確実に早くなりますがね。現状2.5インチSSD使っている人は気を付けておきましょう。

 

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