【2019年初版】ゲーミングPCの値段は高い? よくある予算別にみるスペック限界に関する考察

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「値段、価格別にゲーミングPCのおすすめが知りたい」
「予算はどれくらいあればいいのか分からない」

 

今回はこんな疑問に答えていきます。

 

まず、前提として知ってほしいのは、現状自作しようが、BTO品を買おうが、かかるお金はあまり変わらないという事です。

 

PCスペックはパーツ依存なので、自作する場合にどういう値段になるか考えることで、BTO品でも予算対スペック、スペック対値段のラインが分かるようになるわけです。

 

これは頭に入れて読み進めてください。

 

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ゲーミングPCの値段は高い? よくある予算別にみるスペック限界

 

【前提】各予算に対応する為、今回の参考スペック及び参考価格ルール

 

ゲーミングPCを買うか自作する時、絶対に共通するパーツ(というかソフト)があります。

 

OS、Windows10 HomeのOEM版もしくはパッケージ版です。他にもOSはありますが考慮する必要はありません。理由はまとめで話します。

 

BTOでも自作でもOEM版の方が安く手に入ります。

 

今回はパーツ屋さんであるTSUKUMOで参考価格を出していきます。Amazonは時期による価格変動が激しく、他ショップだとパーツが少ないからです。

 

OEM版参考価格は15,000円で、パッケージ版参考価格は約20,000円です。BTO品はOEM版を使っているので、OEM版を考慮します。

 

ちなみに、価格変動に対応する為、百の位はすべて切り上げ、ツクモ独自の値引き『ズバリ価格』ではない通常の『ネット販売価格』で考えます。

 

どこだろうとGTXの在庫が少なすぎるのでRTXも選択肢に入れます。

 

【予算20万】自作構成例と予測最終価格

 

OS:Windows10 Home OEM版 15,000円
ケース:Thermaltake Versa H26 Black CA-1J5-00M1WN-01 5,000円
CPU:Intel® Core™ i7-9700K 50,000円
CPUクーラー:Cooler Master Hyper H411R 4,000円
マザーボード:MSI Z390-A PRO 15,000円
メモリー:CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 DDR4-2666 16GB(8GB x 2)12,000円
グラフィックボード:GIGABYTE GV-N2070WF3-8GC 70,000円
電源:Cooler Master V750 750W 15,000円
SSD:Western Digital WDS240G2G0A SATA 240GB 6,000円
HDD:Western Digital WD10EZEX 1TB 5,000円
光学ドライブ:LG GH24NSD5 BL BLH DVDスーパーマルチ 3,000円

 

小計200,000円(税込)

 

スペック(構成)変更とBTO

 

ミドルハイといったスペック構成です。重いと評判のFF15、そのベンチマークでは 4K/標準、WQHD/高品質で平均60fps以上を狙えます。

 

価格比較をして安く売っているショップから買えば、SSDをM.2 SSD NVMe 500GBにステップアップしても20万に収まります。

 

RTX 2080を入れたい場合はCPU妥協を余儀なくされ、総合性能が出ないので注意です。

 

逆にi5-9600KとGTX 1660 Tiにすると楽にSSDやHDD、メモリーの容量アップができます。かなり柔軟に対応が可能な予算だといえます。

 

BTO品と比べる場合は、人によってはそのままでは難しいので、次を参考にしてください。ほぼ同じになります。

 

OS:Windows10 Home
CPU:Intel® Core™ i7-9700K
マザーボード:Intel® Z390チップセット
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:RTX 2060
電源:750W
SSD:SATA 250GB
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

【予算15万】自作構成例と予測最終価格

 

OS:Windows10 Home OEM版 15,000円
ケース:Thermaltake Versa H26 Black CA-1J5-00M1WN-01 5,000円
CPU:AMD® Ryzen™ 7 2700X 39,000円
CPUクーラー:Cooler Master Hyper H411R 4,000円
マザーボード:GIGABYTE B450 AORUS ELITE 12,000円
メモリー:CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 DDR4-2666 16GB(8GB x 2)12,000円
グラフィックボード:玄人志向 GF-GTX1660Ti-E6GB/DF 39,000円
電源:Cooler Master V750 750W 15,000円
SSD:無し
HDD:Western Digital WD10EZEX 1TB 5,000円
光学ドライブ:LG GH24NSD5 BL BLH DVDスーパーマルチ 3,000円

 

小計149,000円(税込)

 

スペック(構成)変更とBTO

 

ミドルクラスの構成です。重いと評判のFF15、そのベンチマークでは FHD/高品質で平均60fps以上を狙えます。快適にプレイ可能ですね。

 

CPUをRyzen 5 2600XにするとNVMeのM.2 SSDを導入できるくらいの余裕が出てきます。そこまでならCPUを下げても大丈夫です。

 

こちらも安いショップから買い集めると、SSDを乗せるだけの余裕が出て、メモリーやHDDの大容量化も見込めるかもしれません。

 

IntelCPUがいい人は、i7-8700Kや、i5-9600Kが同価格帯になります。マザーボードはMSI B360-A PRO(Intel® B360チップセット)が同価格帯です。

 

BTO品と比べる場合は次を参考にしてください。

 

OS:Windows10 Home
CPU:AMD® Ryzen™ 7 2700X (もしくはIntel® Core™ i5-9600K)
マザーボード:AMD® B450チップセット(CPUがIntelならIntel® B360チップセット)
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:GTX 1660 Ti
電源:750W
SSD:なし
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

【予算10万】自作構成例と予測最終価格

 

OS:Windows10 Home OEM版 15,000円
ケース:Thermaltake Versa H26 Black CA-1J5-00M1WN-01 5,000円
CPU:AMD® Ryzen™ 5 1600 16,000円
CPUクーラー:Cooler Master Hyper H411R 4,000円
マザーボード:GIGABYTE B450 AORUS ELITE 12,000円
メモリー:CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 DDR4-2666 16GB(8GB x 2)12,000円
グラフィックボード:MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G 18,000円
電源:Thermaltake TR2 V2 GOLD PS-TR2-0600NPCGJP-G-V2 600W 10,000円
SSD:無し
HDD:Western Digital WD10EZEX 1TB 5,000円
光学ドライブ:LG GH24NSD5 BL BLH DVDスーパーマルチ 3,000円

 

小計100,000円(税込)

 

スペック(構成)変更とBTO

 

ミドルロークラスの構成です。重いと評判のFF15、そのベンチマークではFHD/高品質のベンチマークで平均30fps以上を狙え、標準ではそれなりに快適にプレイ可能です。

 

頑張ればこれくらいは作れますが、苦しいと言わざるを得ません。

 

自作だとパーツをかき集められるので、用意できるスペックです。型落ち(旧世代)品になので在庫がないのでBTOでは見られなくなったスペックです。

 

筆者が10万で作れといわれた場合、これが最高スペックになるでしょう。

 

BTO品と比べる場合は次を参考にしてください。

 

OS:Windows10 Home
CPU:AMD® Ryzen™ 5 1600 (もしくはIntel® Core™ i3-8100)
マザーボード:AMD® B450チップセット(CPUがIntelならIntel® B360チップセット)
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:AMD® Radeon™ RX 570
電源:600W
SSD:なし
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

中古のゲーミングPCについて

 

基本的に一品ものなので、スペックの参考等はありません。

 

最新パーツに近ければ近いほど、スペックが高ければ高いほど値段は高くなります。

 

中古は買取り価格があるので値引きにも限界があり、何かしら問題を抱えている(ジャンク品である)ことを前提にしてください。売りに出すというのはそういう事でもありますからね。

 

それができないのなら買わないのが吉です。

 

ケースが好みで自作のベース機として使える、勉強目的の場合はありかもしれません。

 

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まとめ

 

まとめの前に、1点注意です。

 

周辺機器も一緒に買わないといけない場合は、PC本体のみを買う場合よりスペックダウンを強いられます。

 

しかし、今回はPC本体分の価格しか考慮していません。他の記事では考慮したものも紹介するので必要な人は参考程度に読んでくださいね。

 

さて、値段(予算)別にみたPCのスペック限界は、

 

予算20万の場合

 

OS:Windows10 Home
CPU:Intel® Core™ i7-9700K
マザーボード:Intel® Z390チップセット
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:RTX 2060
電源:750W
SSD:SATA 250GB
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

予算15万の場合

 

OS:Windows10 Home
CPU:AMD® Ryzen™ 7 2700X (もしくはIntel® Core™ i5-9600K)
マザーボード:AMD® B450チップセット(CPUがIntelならIntel® B360チップセット)
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:GTX 1660 Ti
電源:750W
SSD:なし
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

予算10万の場合

 

OS:Windows10 Home
CPU:AMD® Ryzen™ 5 1600 (もしくはIntel® Core™ i3-8100)
マザーボード:AMD® B450チップセット(CPUがIntelならIntel® B360チップセット)
メモリー:DDR4-2666 16GB(8GB x 2)
グラフィックボード:AMD® Radeon™ RX 570
電源:600W
SSD:なし
HDD:1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

 

さて、OSの話ですが、Mac OS XやUnix、Linux、Ubuntuはマインクラフトのサーバー構築以外のゲーム用途では全く使えません。

 

対応するゲームが異常に少なく、ビックタイトル系も対応を見送っている状態です。

 

なぜかと言うと、普及の仕方に問題があり、専門性の高い企業での普及はありますが、一般にはたいして普及していません。

 

Macは一般普及率がありますが、Macブランドとしてすべて自社製品としてリリースしています。

 

Windowsは多くの企業が一つのパーツとして採用できる点で広く圧倒的な数で普及できました。要はiPhoneとandroidの関係と同じです。

 

なので、Windows安定という訳です。

 

Windows7や8、8.1は生産終了状態でマイクロソフトのサポートも終了間近なので除外になるわけです。

 

Pro版については、それを入れるほどの利点がありません。利点がないのに高いものを入れる必要はどこにもないので除外しました。

 

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