「コスパのいいゲーミングPCってどれ?」
今回はそんな疑問に答えてみたいと思います。
ゲーミングPCと言っても「デスクトップ型」と「ノート型」があるので、それぞれ3つずつ、合計6モデル紹介します。
おすすめ順に紹介していくので、デスクトップかノートかを選んで1位のモデルを買えば「コスパ」の面で間違いはないはずです。
ノート型のおすすめモデル3選
デスクトップ型のおすすめモデル3選
ポイントは「モニター」です。
ゲーミングPCを買うときに「コスパ」を1番重視するなら、「モニター」の有無が決め手です。モニターがある場合とモニターが無い場合で、おすすめゲーミングPCが違ってくるからです。
なのでモニターを持っていない人は「G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920BA1」がおすすめです。(ノートPCなのでモニターを買わなくて済みます)
逆にモニターをすでに持っている人は「G-GEAR GA7J-F181/ZT」がおすすめです。(モニターは流用してコストカットします)
前者はノートPCで、後者はデスクトップPCです。個人的にはノートPCのほうがおすすめですね。理由については記事の後半で「3つの理由」として解説します。
ゲームをやるにあたって必要な周辺機器と言えば「モニター」以外にも「キーボード」や「マウス」、「ヘッドセット」など必要なものはたくさんあります。
ただ今回は、とりあえず価格を考えるとモニターが圧倒的に重要かつ値段が高いので「モニター」の有無で答えが2つ出てくる感じです。
ということで、筆者のイチ押しの「コスパゲーミングPC」は『G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920BA1』です。理由については本文で解説している通りです。
※「コスパ=安い」ではない
誤解のないように最初にお断りしておきます。
コスパと聞いて値段の安さを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
本記事におけるコスパとは、コストとパフォーマンスの両立という意味で、元々そういう意味です。「コスパ」という言葉がよく使われるのですが「コスパ=安い」と勘違いしている人も少なくないので注意してください。
無論、コストの安いゲーミングPCも紹介するのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
コスパ最強のゲーミングPCのおすすめ6選
【ゲーミングノート第1位】G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920BA1
迫力の大画面をより広く魅せる「 Narrow Bezel (狭額縁) 」採用 17.3型 NEXTGEAR-NOTE i7920 シリーズ(GTX1060) ノートゲーミングPCの通販|G-Tune
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:Intel® Core™ i7-8750H
- チップセット:モバイル Intel® HM370 チップセット
- メモリー:8GB DDR4-2400 (PC4-19200 8GB x 1)
- グラフィック:Nvidia® GeForce™ GTX 1060 6GB
- SSD:240GB SSD SATA接続
- HDD:無し
- モニター:FHD 17.3型ワイド(ノングレア / 1920 x1080 / 144Hz)
- 無線:Intel® Wireless-AC 9560(IEEE 802.11ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5.0
基本構成価格:189,800円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
20万円前後と考えると決して安くはないですが、コストパフォーマンスにおいて比類なきアドバンテージを持つゲーミングノートPCです。
ゲーミングにおいて周辺機器は重要です。
その点、このモデルは144Hzの高リフレッシュレートモニターを標準装備していて、全キー同時押し(キーロールオーバー)に対応するフルカラーLEDメカニカルキーボードをも標準装備しています。
この時点で3~5万の価値を内蔵していることになるので、それはつまり周辺機器分の3~5万の追加費用が後からかからないという事です。これがコスパに優れると評価したポイントです。
あと他に必要なものは「マウス」や「ゲームパッド」だけです。
また、ナロー(スリム)ベゼルを採用したことにより、15.6型ノートPCほどのサイズしかなく、ビジネス使用でも違和感の無いデザインです。
17.3型ノートPCを持ち運ぶのには相当苦労します。また、ゲーミングノートPCと言うのはサイズが大きくなりがちで派手です。入るバッグが非常に限られてきます。
15.6型のノートPCが入るバッグは非常に多いのですがね……。
SSD、HDDについては「あとで必要になるかも」と考えているなら交換しておきましょう。ノートPCは後からカスタマイズするのが難しいですからね。
メモリーは16GBにしておきたいです。生配信や動画配信はやらないにしても、最近はゲームが多くのメモリー容量を必要としてきています。
あとVRも快適に遊べます。
このモデルのほかに、RTX 2060モデル、RTX2070モデルという上位モデルがあるので、グラフィック設定を落とすことなくモニターの性能を活かしたい人はそちらを買いましょう。
【ゲーミングノート第2位】パソコン工房 LEVEL-15FX095-i7-RNSS
iiyama LEVEL-15FX095-i7-RNSS [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:Intel® Core i7-8750H
- チップセット:モバイル Intel® HM370
- メモリー:8GB DDR4-2400(PC4-19200 4GB x 2)
- グラフィック:Nvidia® GeForce™ GTX 1060 6GB
- SSD:240GB SSD SATA接続
- HDD:無し
- モニター:FHD 15.6型ワイド(ノングレア / 1920 x1080 / 120Hz)
- 無線:2×2 Dual Band無線LAN IEEE802.11 ac/a/b/g/n + Bluetooth 5.0
基本構成価格:129,980円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
第1位のノートPCとの違いは、モニターとキーボードです。
リフレッシュレートが24Hz違うだけでも相当な違いです。一般的なモニターの場合、これだけの違いで2~3万ほどの価格差が出ます。
本機のキーボードは一般的なノートPCのバックライト付きキーボードですが、第1位はRGBバックライトにメカニカル式で、全キーロールオーバーと完全にゲーミングスペックです。
このキーボードの違いは1~2万ほどの違いに匹敵します。
後からゲーミングスペックのキーボードやモニターを買う場合と結局追加で5~6万の出費になり「初めからそっちにしておけばよかった」となりかねませんからね。
注意したいところです。
もしカスタマイズするなら、まず「CPU冷却グリス」をいいものに変えましょう。
ノートパソコンのBTOカスタマイズにおいては、絶対にやった方が良いです。
というのも、ノートパソコンはデスクトップに比べてサイズが小さいのでそのぶん「冷却機構」がどうしても貧弱になりがちだからです。強化することが難しいんですよね。
なので「CPU冷却グリス」をいいものに変えることをおすすめします。
そして基本構成からおすすめカスタマイズは、「メモリー」を大容量に変えて、さらに追加で大容量の「SATA接続SSD」にすることです。
加えて、マウスも同時購入しておきましょう。タッチパッド式のマウスが標準で付いていますが、ぶっちゃけゲーム目的で使うには使い勝手が悪いです。マウス買いましょう。
【ゲーミングノート第3位】パソコン工房 LEVEL-15FX080-i5-LNSX
iiyama LEVEL-15FX080-i5-LNSX [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:Intel® Core i5-8400
- チップセット:モバイル Intel® H370
- メモリー:8GB DDR4-2400(PC4-19200 8GB x 1)
- グラフィック:Nvidia® GeForce™ GTX 1050 4GB
- SSD:240GB SSD SATA接続
- HDD:無し
- モニター:FHD 15.6型ワイド(ノングレア / 1920 x1080 / 60Hz)
- 無線:IEEE802.11 ac/a/b/g/n対応 無線LAN + Bluetooth 5.0
基本構成価格:94,980円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
「トータル11万」でゲームを始めるのならこれしかないってぐらいコスパのいいゲーミングPCです。
コストが安く、プレイできないゲームもほとんど無いです。まさに入門機にぴったりな一台ですね。
安さのぶんスペックはロークラスに片足を突っ込んでいるような状況ですが、そこまで気にすることはないかと。入門機ですからね。
……と言ってもピンと来ない方向けに言い換えると、ゲーミングPCとしてのスペックを下から順に、ロー、ミドルロー、ミドル、ミドルハイ、ハイという風に5段階にだいたい分けられます。
本機の場合はロースペックに限りなく近い、ミドルロースペックって感じですかね。
入門用に最適な理由は「ノートPCであること」と「価格」です。
ロースペックやミドルロースペックの良さは余程のことが無い限り15万を超えないってことです。またリフレッシュレートが60Hzの新品FHDモニターを買っても12,000円程度で手に入りますし、キーボードも安いものなら3000円~5000円程度の追加出費で済みます。
マウスも性能に目をつぶると500円前後の激安品が売られているので、「とりあえずゲームを始めたい!」という人向けにおすすめです。初めに書いた通り11万でPCゲームを始めることができます。
【ゲーミングデスクトップ第1位】G-GEAR GA7J-F181/ZT
GA7J-F181/ZT – BTOパソコン eX.computer
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:Intel® Core i7-9700K
- チップセット:Intel® Z390(ASUS TUF Z390-PLUS GAMING)
- メモリー:16GB DDR4-2666(PC4-21300 8GB x 2)
- グラフィック:Nvidia® GeForce™ RTX 2070
- SSD:240GB SSD SATA接続
- HDD:1TB SATA接続
- 電源:650W
基本構成価格:184,800円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
素人の自作で実現できるかどうか怪しいぐらい、コスパの良いゲーミングPCです。
デスクトップ型でゲーミングならこれ1択ですね。
本来なら自作したほうがパーツを好きに集められるので、コストとパフォーマンスの両立がしやすいはずなんですが、このモデルに限って言えばコスパが良すぎて自作でも実現できるかどうか分からない絶妙なバランスです。値段に対して性能が良いですね。
自作には工賃が含まれない分、逆にパーツ毎の送料があるのでコストを抑えるのが正直しんどいです。
その点ミドルハイなスペックを有する本機は、長く付き合う事が可能な一台です。
4Kやレイトレーシングまで望まないのであれば、ほぼすべてのゲームで最高品質のグラフィック設定でプレイ可能ですね。
電源容量を増やしておきたいところですが、だからと言って絶対にやることでもないのでそのままの購入で大丈夫です。
生配信や動画配信を考えている人はメモリーを32GBに増設して、HDDの容量を増やすぐらいのことはやっておきましょう。
【ゲーミングデスクトップ第2位】パソコン工房 LEVEL-M0B6-i5F-RNJR
iiyama LEVEL-M0B6-i5F-RNJR [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:Intel® Core i5-9400F
- チップセット:Intel® B360 Express
- メモリー:8GB DDR4-2666(PC4-21300 8GB x 1)
- グラフィック:GeForce GTX 1060 3GB
- SSD:240GB SSD NVMe接続
- HDD:1TB SATA接続
- 電源:500W
基本構成価格:90,980円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
デスクトップのCPUクーラーは、基本的に「リテール品」という純正品です。
ただしリテール品の冷却力は大したことがないので、ここはカスタマイズしたいところ。カスタマイズできない場合は、せめて「CPUグリス」をいいものに変えておきましょう。
基本構成からおすすめカスタマイズは「SSDの大容量化」と「メモリーの大容量化」ですが、メモリーは16GBにしておきたいところです。
マウスとキーボードに関しては、持ってないならカスタマイズするか、純正品を使ったほうが良いです。すでに持っているなら「なし」にしましょう。いくつもいらないですからね。
スペックはミドルクラスで、一部ゲームは最高品質のグラフィック設定で快適にプレイ可能です。筆者が知る限り、現状これでできないゲームはないです。
【ゲーミングデスクトップ第3位】G-GEAR GA5A-A181/T
GA5A-A181/T – BTOパソコン eX.computer
スペック
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- プロセッサ:AMD® Ryzen 5 2600
- チップセット:AMD® B450(ASUS PRIME B450-PLUS)
- メモリー:8GB DDR4-2666(PC4-21300 8GB x 1)
- グラフィック:Nvidia® GeForce™ GTX 1050 Ti
- SSD:無し
- HDD:1TB SATA接続
- 電源:500W
基本構成価格:89,800円(税抜2019/4/12現在)
かんたん解説
カスタマイズすることでミドルスペックまで上げることが可能なゲーミングデスクトップPCです。
基本構成のままだと、第3位のノートPCと同じです。
CPUをRyzen 5 2600X、グラフィックをGTX 1660 Tiまで上げるとミドルスペックになります。この場合の構成価格は110,800(税抜2019/4/12現在)です。
Intelと比較した場合、Ryzen 5 2600はi5-9400以上i5-9600K以下、Ryzen 5 2600Xはi8-8700と同等でi5-9600K以上の性能になっています。
GTX 1660 TiはGTX 1070、GTX 980 Tiと同等の性能で低価格です。
基本構成のままでもVRは一応できます。ただ「出来ないことも無い」程度のものなので、やはりカスタマイズすることをおすすめします。VRを快適にプレイすることができます。
メモリーは16GBにしておくとどんなゲームでも快適です。生配信や動画配信の場合は32GBまで上げておきたいところですね。
SSDにゲームを入れたいのであれば、後から追加する方がよいでしょう。240GBや480GBであれば安心と信頼のクルーシャルにカスタマイズ項目より安いBX500モデルが存在します。
ゲーミングノートPCのコスパがいい3つの理由
単純に「参考価格」を見ただけなら、「デスクトップパソコンの方がコスパがいいのでは?」と考えるはずです。
しかしコスパを考えると次の3つの理由から「ノートPC」に軍配が上がります。
コスパで選ぶなら圧倒的に「ノートPC」です。
【理由その1】モニターが標準装備だから
言うまでもなく、ゲーミングノートPCはモニターも標準装備です。
FHDはゲーミング用でなくてもスタンダード化しているので何とも言えませんが、ゲーミング用はリフレッシュレートが高いものになっていることが多いです。
FHDの高リフレッシュレートモニターの価格は25,000円前後です。FHDのモニターの最安値が10,000円前後であることを考えると、デスクトップ型PCとは別にモニターを買うとなると、予算オーバーの原因になります。
デスクトップ型はモニターが別売りですからね。本体が安くてもモニターの分で結構高くつきます。
【理由その2】キーボードが標準装備だから
ゲーミングノートPCはキーボードが標準装備になる分、ゲーミングとして使えるように特別なものが搭載されています。
だからキーボードを買わなくて済む。ゲーミング用ノートを買う場合はマウスを揃えればそれで最低限の周辺機器は揃います。
ちなみにゲーミング用キーボードは安くても5,000円程度です。カスタマイズ時の差額を簡単に上回ってしまいます。
【理由その3】バッテリーが標準装備だから
バッテリーは「付加価値」のように思えて結構重要だったりします。要はブレーカー落ちや停電への耐性ですね。
対応するための機器を「バックアップ電源」とか「UPS電源」、あるいは「無停電電源装置」という言い方をしますが、ノートPCのバッテリーは必ずこの機能を果たしてくれます。
その上で、バッテリーが減ると自動で安全にシャットダウンしてくれるので便利です。
ただし、雷などの急激で大幅な電圧上昇には耐えられませんので注意してくださいね。
一方でデスクトップ型PCの場合は、別売りの装置を買わないとブレーカー落ちや、電源元の急激な電圧変化に耐えられません。突然電源が落ちます。
作成中のデータは間違いなく飛びますし、最悪大事なデータが吹き飛び、さらに起動不能になります。
UPS電源も容量の大きなものでないと、停電の際に長い時間起動していられず、USP電源の残容量が少なくなっても自動でシャットダウンはしません。
UPS電源は安くても5,000円前後するものなので、カスタマイズ時の差額を上回り、ノートPCのバッテリー程は持ちません。
デスクトップ型の場合、最低でも500Wの電源がついています。対するノートPCは大抵200~300W、大きくても400Wです。
PCの場合は消費電力が数値以上になるので長期的にみると電気代もよろしくないです。
まとめ
ノートPCのコスパイチオシモデル
デスクトップPCのコスパイチオシ
モニターがともかくいい値段するので、コスパを気にする場合はノートPCの方が無難です。
ご自分の状況はどうなのか、よく考えてみると自ずと答えが出てきますよ。
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