「生配信可能なゲーミングPCのおすすめって何?」
「動画配信に耐えられるゲーミングPCはあるの?」
「どんなソフトウェアが必要なの?」
今回はこんな疑問に答えていきます。
筆者のイチオシは『@Sycom G-Master Hydro Z390 Ⅱ』です。
さらに筆者厳選の2種、計3種をランキング形式で紹介します。
生配信及び動画配信に必要なソフトを後ほど紹介します。
なお、紹介するスペックはカスタマイズ済みですので、真似するだけでOKです。周辺機器は必要に応じて同時購入か別買いしてください。
配信できるゲーミングPCのおすすめ3選|生配信や動画配信に対応
【第1位】@Sycom G-Master Hydro Z390 Ⅱ
G-Master Hydro Z390 II|ゲーミングPC|BTOパソコン|BTO パソコン(PC)の【@Sycom】(サイコム)
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel® Core™ i9-9900K
- CPUクーラー:Asetek 650LS RGBポンプ仕様 + Enermax UCTB12P (サイコムオリジナル水冷)
- マザーボード:Intel® Z390 チップセット(ASRock Z390 Extreme4)
- メモリー:DDR4-2666 64GB(PC4-21300 16GB x 4)(Crucial Ballistix Sports LT)
- グラフィック:NVIDIA® GeForce RTX 2070 8GB(サイコムオリジナル水冷静音仕様)
- M.2 SSD:250GB NVMe接続(Western Digital WD Black WDS250G3X0C)
- SSD:500GB(Crucial CT480BX500SSD1)
- HDD:4TB 5400rpm(Seagate ST4000DM004)
- 電源:750W(SilverStone SST-ST75F-GS V2)
- サウンドカード:Creative Sound Blaster Z
かんたん解説
生配信も動画配信もできるサイコムのダブル水冷モデルです。
割高でもこいつがイチオシになる理由は、生配信と動画配信どちらもできる事にあります。
ゲームの生配信では、CPUに対してゲームが掛ける負荷にプラスして、生配信の為のエンコードによる負荷がかかり、想像以上の重負荷になります。
動画配信では、ゲームプレイの撮影を行うので、同様に撮影に伴うエンコードによる負荷がさらにかかることになります。
また、動画配信では撮影した生データを編集する作業があります。
編集作業中はもちろんの事、編集が終わってアップロードする為の動画にする際には、CPUとグラフィックボードの両方に重負荷をかけます。
水冷の方がしっかりと冷却できるので性能をフル活用できます。できればこのモデルにしたいところです。
撮影した生データのファイルサイズが非常に大きいので、格納用に大容量のHDDがないと撮り溜めができません。
ゲームによってはそれ単体で10GB以上の容量を食いつぶすので、せめて32GB以上ないと撮影ソフトや生配信ソフトが入り込む隙間がないのです。
64GBまで上げているのは、マインクラフトでRAMディスクを利用できるようにするためです。
足りないメモリー容量は、SSDやHDDから間借りする形で補うようになっていますが、その状態ではゲームにカクツキが出て、撮影データに不具合が発生し、生配信もカクツキでまともに見れない等が起こりやすいのです。
M.2 SSDにOSと生配信ソフト、動画撮影ソフト、動画編集ソフトを入れ、SSDにゲームファイル、HDDに撮影生データ、編集後データと運用するのがおすすめです。
サウンドカードは追加しましょう。マイクに乗ってしまうノイズを抑えることができ、ゲーム音とマイクのミキシングもスムーズに行えます。
【第2位】G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7920BA1
迫力の大画面をより広く魅せる「 Narrow Bezel (狭額縁) 」採用 17.3型 NEXTGEAR-NOTE i7920 シリーズ(GTX1060) ノートゲーミングPCの通販|G-Tune
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel® Core™ i7-8750H
- マザーボード:モバイルIntel® HM370 チップセット
- メモリー:DDR4-2400 32GB(PC4-19200 16GB x 2)
- グラフィック:NVIDIA® GeForce GTX 1060 6GB
- M.2 SSD:1TB SATA接続
- HDD:2TB 5400rpm
- 無線:インテル(R) Wireless-AC 9560 (IEEE 802.11ac/a/b/g/n 最大1.73Gbps対応) + Bluetooth 5 内蔵
- モニター:スリムベゼル17.3型ワイド(ノングレア / リフレッシュレート144Hz)
- ノートPC用クーラー:COOLER MASTER ERGOSTAND 4
かんたん解説
GTUNEの15.6型程の大きさしかない17.3型のゲーミングノートPCです。当サイトではおなじみの頻出モデルです。
筆者が大好きという訳ではなく、単純に完成度の高いノートPCだからです。
生配信や動画配信でも耐えられるようにカスタマイズ前提です。
ノートPC用クーラーは絶対に一緒に買ってください。
多少のファンノイズが入り込んでしまいますが、どんなノートPCでも冷却力がもの悲しいことになっているので背に腹は代えられません。
M.2 SSDにゲームファイルや配信ソフト、撮影ソフト、編集ソフトを入れて、HDDに動画データを入れるように運用します。
なお、どの作業でもすごい速度でバッテリーを食うので、特に出先では気を付けましょう。
【第3位】パソコン工房 LEVEL-M0B4-R72X-RNR
iiyama LEVEL-M0B4-R72X-RNR [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:AMD® Ryzen™ 7 2700X
- CPUクーラー:COOLER MASTER Hyper 212 EVO
- マザーボード:AMD® B450 チップセット(ASUS B450M-A/CSM-SI)
- メモリー:DDR4-2400 32GB(PC4-19200 16GB x 2)
- グラフィック:NVIDIA® GeForce GTX 1060 6GB(サイコムオリジナル水冷静音仕様)
- SSD:480GB
- HDD:1TB
- 電源:700W
かんたん解説
パソコン工房から、この先はこれくらいあっても厳しいと言わざるを得ない、ミニタワーゲーミングPCです。
生配信や動画配信を考えている人は、これ以下のCPUを選んだ場合、高画質60fps生配信や高画質動画撮影、編集作業で躓きかねません。
編集動画の書き出しでは時間がかかるだけです。
グラフィックボードはゲームで求められるだけの性能さえあれば、編集動画の書き出し以外では特に性能を求められません。
やるゲームが増えるとSSDはすぐにいっぱいになります。高画質の動画だとHDDもすぐに埋まってしまうと思っておきましょう。
なので、後から増設、あるいは入替を行う必要性が出てきます。NAS(ネットワークHDD)があれば心配することはないかもしれません。
生配信や動画配信で必要なソフトウェア(無料)
ゲーミングPCを使った実況や生配信などで便利なソフトをピックアップします。とてもおすすめの無料ソフトなのでぜひインストールして使ってみてください。
Open Broadcaster Software(通称、OBS)
Open Broadcaster Software | ホーム
OBSはビデオ録画と生放送用の無料でオープンソースのソフトウェアです。配信専用Wikiでも解説がされています。
デスクトップのキャプチャリングだけでなく、サウンドのミキシング、映像キャプチャデバイスから映像ソースの拾い上げ等、必要なものがそろっています。
生配信ではコメント管理も重要です。コメントビューワは基本的に専用なので有名4サイトを紹介します。
Youtube Live Commentviewer(Youtube専用)
やります!あんこちゃん(ニコニコ生放送専用、自分の放送じゃなくてもOK)
ツイキャスコメントビューアー(閲覧君)(ツイキャス専用)
ツイキャスコメントビューアー(閲覧君) – TwitCastingコメント閲覧ツール
Tubeyomi(Twitch対応)
コメントを読み上げさせたい場合は、コメントビューワを導入した上で棒読みちゃんを使用します。
棒読みちゃん
棒読みちゃん – ダウンロード(音声合成で日本語文章を読み上げ)
通称は「ゆっくり」ですね。VOICEROID(結月ゆかり等)に読み上げをさせたい時にもプラグインと共に必要になります。
VOICEROID
VOICEROIDはシェアウェアです。
これだけあれば生配信は大丈夫です。
動画配信では編集作業が付きまといます。
多くのクリエイターやプロが使用するシェアウェアと言えばAdobeですね。
adobe premiere elements
Premiere Elements 2019 日本語版 通常版
NCH Softwareの無料版も有名です。お金を払うと機能をすべて使えます。なお、非営利である場合、つまり、趣味の範疇を出ない限りは無料で使用可能です。
NCH Software Video Pad動画編集ソフト
VideoPad動画編集ソフトWindows版|ダウンロード版
棒読みちゃん(ゆっくり)やVOICEROIDの実況動画を作りたい場合は無料のソフトが楽で速いです。利用には簡単な制限がありますので、サイトをよく読んで守ってくださいね。
ゆっくりムービーメーカー3
ただし、AviUtlがないとゆっくりムービーメーカー3単体では、アップロード用の動画ファイルにならないので必要な人は導入しましょう。フリーソフトです。
AviUtl
必要に応じて導入してください。
まとめ
配信もできるゲーミングPCのおすすめは
イチオシは『@Sycom G-Master Hydro Z390 Ⅱ』
次点で『G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7940SA1』
最後が『パソコン工房 LEVEL-M0B4-R72X-RNR』
特に生配信では同時起動するソフトウェアが多いことに気づくでしょう。
ゲームが占有するメモリー量も、最近は当然のように10GB近くになってきています。
有名なバトルロワイアルシューティングゲーム、PUBGは初回起動のロビー画面で3~4GB、プレイ中は5~7GB、プレイ時間に応じて使用量はどんどん増えていきます。
ゲーム配信する場合、16GBもあれば十分な時代は終わったと思いましょう。