【最終更新日:2022/7/1】
「ゲーミングPCにピッタリなセキュリティソフトってあるの?」
あります! それは『ZEROスーパーセキュリティ』です。
この記事では、なぜ『ZEROスーパーセキュリティ』が良いのか、筆者がイチオシしているのか解説します。
その他にも筆者が厳選したセキュリティソフトを4種、計5本のソフトをランキング形式で紹介します。
まあどれも同じように思えますが、高い検出力と安定性の面から言えば『ZEROスーパーセキュリティ』一択でしょう。(2020年4月現在)
ちなみに、ゲーミングPCにもセキュリティソフトは必要です。その理由についても記事の後半で解説しています。ノートンがイマイチな理由についても最後の最後で解説しているので興味があったら読んでください。
なお昔の名残で「セキュリティソフト=重い」ってイメージがあるかと思いますが、今どきのセキュリティソフトはかなり進化していて、システムにかける負荷はだいぶ軽くなっています。ゲーミングPCはそもそも高性能なので、セキュリティソフトの重さを特に気にする必要はありません。
【ゲーミングPC向け】おすすめセキュリティソフト5選
【第1位】ZEROスーパーセキュリティ
かんたん解説
更新料が無料(実質永久版)のセキュリティソフトです。ソースネクストが販売するBitDefender社のOEM品(中身はBitDefenderそのもの)となります。
2020年4月現在、コスパ最強かつ高品質のセキュリティソフトと考えます。
どれくらい高品質かと言うと、第三機関で行われる検出テストでは、AV-TEST 2017/11月で6点中6点、AV-Comparatives2019/3月のReal-Worldで99.9%、Malware Protectで100%と検出力の高い安定性を示す結果を出しています。
脆弱性診断、ランサムウェア対策、WEB保護、ネットバンキング保護、盗難対策(遠隔ロック・位置特定機能、ネット接続時のみ)、パスワード管理、端末の最適化、WEBカメラ保護と機能は盛りだくさんです。
このようにコスパは最強と言えるのですが、ソースネクストやBitDefender社が「やーめた」と言えばそこまでのサービスなので注意が必要です。PCが壊れればそこまでですからね。気を付けたいところです。
【第2位】PC Matic for PC Gamers
かんたん解説
ゲーマー向けと銘打たれたセキュリティソフトです。1年ライセンス版も存在するので、費用を抑えられます。
第三機関で行われる検出テストでは、AV-TEST 2019/4月で6点中6点、AV-Comparatives2019/3月のReal-Worldで99.9%、Malware Protectで100%と検出力の高い安定性を示す結果を出しています。
と言っても、このソフト実は1位の『ZEROスーパーセキュリティ』の元となる会社の製品なので当然結果は同じです。
ホワイトリスト方式、つまり「安全が確認されているソフト以外の動作をブロックする方式」なので、検出性能はそこそこですが、セキュリティは非常に強固です。
ホワイトリストはクラウド上で1日以内の更新がされ常に同期されいるので、安全に使用できます。
プロゲーミングチームDeToNatorのスポンサーで、説明しきれないほどの機能盛沢山でありながら低スぺックPCですらサクサク動いてしまう軽さが武器です。
永久版を買えば、PC Maticのサービスが終了しない限り、常に5台まで導入できます。
ライセンスは開放できるので、PCが壊れた際にセキュリティソフトを買い直す必要はありません。このように長い目で見ればコストパフォーマンスが実感できます。
【第3位】カスペルスキーセキュリティ
かんたん解説
第三者機関の性能テストで7年連続(2011年~2017年)1位を獲得し、最も安定して高品質なセキュリティソフトです。
AV-TEST 2019/4月で6点中6点、AV-Comparatives2019/3月のReal-Worldで100%、Malware Protectで99.9%と検出力の高い安定性を示す結果を出しています。
ホワイトリスト方式を合わせて利用可能なので非常に強固です。
また、独自のファイアウォール機能、ソフトウェアアップデーター機能(脆弱性対策)、PCクリーナー機能(使用しないソフトウェア検知削除機能)、VPN機能(Wifi通信暗号化)、WEB脅威対策と盛沢山の機能を持っています。
唯一の弱点は更新料ですが、そもそもそこまで高いセキュリティソフトではないです。
【第4位】マカフィー リブセーフ
かんたん解説
2018年に入ってから第三者機関の評価が上がり、今では最高クラスの評価を受けるセキュリティソフトです。
AV-TEST 2019/4月で6点中6点、AV-Comparatives2019/3月のReal-Worldで99.2%、Malware Protectで99.9%と検出力の高い安定性を示す結果を出しています。
OSが抱える脆弱性をスキャンする機能があり、防衛のためにしなければいけないことを示してくれます。(なんて親切なんだ……)
独自のファイアウォール機能を持っているので、特殊な用途(マインクラフトサーバー等)では多少面倒な操作をする羽目になります。が、Windowsデフォルトのファイアウォールが信用できない人には向いています。
地味に嬉しいのはシュレッダー機能です。普通は不要になったファイルをゴミ箱に入れて削除しますが、それだけではファイルの復元が容易にできてしまいます。これを復元不能になるよう削除してくれるのが、シュレッダー機能です。
何らかの理由で個人情報やID・パスワードが記載されたファイルを管理することになり、不要になって削除する場合に、このシュレッダー機能が力を発揮します。個人情報の流出を防ぐことが可能になります。
難点はブラウザが重くなってしまうこと。ただサイトにアクセスする前にサイトの安全性が分かる機能もあります。ネットサーフィンもする人はあった方がいい機能です。
【第5位】FFRI yarai Home and Business Edition
かんたん解説
より強固なセキュリティ環境を構築したい人に向けた、純国産のエンドポイントセキュリティソフトウェアです。
金融サービスや省庁、企業といったところで使われる信頼性の高いセキュリティソフトで、すでに60万ライセンス以上が利用されています。
セキュリティとしては特に未知の脅威に対するめっぽう強く、例えばWannaCryのランサムウェアを発見より1年以上前のエンジンでブロックできた話がある程です。しかし、パターンファイルによる検出機能は備えていません。
既知の脅威に関しては、本セキュリティソフトの特徴でもある、他社セキュリティソフトの同居によって解決できます。公式サイトの情報によれば次の表にあるセキュリティソフトとの同居ができるようです。
有名どころな上にここ数年かなりの成績を残すセキュリティソフトばかりです。
心配性な人でなくとも是非入れてほしいセキュリティソフトウェアです。
セキュリティソフトの重要性
用途別にPCを分けていたとしても、絶対に入れてください。
マインクラフトでサーバーを立てる人は問答無用で導入すべきです。自分でセキュリティに穴をあけるからです。
そうでなくても、何かの拍子にアカウントハックを受け、いままで育て上げたキャラ、資産、成績を全部不意にしてしまうリスクがあります。
たとえそれが飽きて投げ出したゲームであっても、犯罪の片棒を担ぐのと同じで、プロゲーマーの世界では大会への出場停止といった追放措置が実際にあったぐらいに重罪です。
不意にした挙句に追放措置なんて泣くに泣けない状態です。
いわゆる防衛費ですね。
悪いハッカーとセキュリティ業界は常にイタチごっこの世界です。対策の為の対策の為の対策の…ということ延々と繰り返し、さらに新種の発見・対応もしなければならないのです。
その上、恩恵が分かりにくいのでどうしても軽視されがちです。しかし、軽視した結果が、お金の被害やチームや業界からの追放、長時間の努力が泡となって消えていくという事態になるのです。
調べてもらえばわかりますが、高いものを買う必要はなく(価格=品質ではない)、入れないよりは断然マシなので、多少はお金を出しましょう。
ゲーマーにとって必要なセキュリティソフトの性能は何か
ゲーマーというか、ゲーミングPCの主眼点はゲームをすることです。
それに対して、何が必要なのか、そこにデメリットはあるのか解説します。
基本的な性能で言えばいかに軽快な動作をするかどうかです。ゲーミングPCは総じて高性能ではあるものの、ゲーム与える影響はあります。
とは言え、主要なセキュリティソフトはだいぶ軽くなっているので、よほどなロースペックでない限りは気にするところではないです。むしろ、ゲームに与える影響を犠牲にしてでも入れるべきです。
ウイルス検出率も同様で98%を超えたものがほとんどなので、この場合は新種に対しての対応を見るべきです。
さらに独自のファイアウォールを有しているかどうかも重要です。Windows10になってからは、標準搭載のファイアウォール自体の性能が飛躍的にアップしていますが、それでもセキュリティソフト側の方が高性能なのです。
脆弱性への対策も重要です。ハッキングは必ずと言っていいほど、この脆弱性を狙ってきます。脆弱性はすなわちセキュリティホールだからです。
脆弱性は常にMicrosoftが日々対策を行いますが、すべてではありません。そこを補完できるかどうかは、自分が犯罪の踏み台や狙い撃ちされない為にも非常に重要です。
ゲーマーにとって切っても切り離せないのがパスワードの管理です。ですが、相手が本気になればこれは欠点になる機能にです。
過去にセキュリティソフトから流出するという事件がありました。この辺りはない方がよいのですが、筆者としては「当然ですね」という感じです。いたちごっこなのでどうしようもないで仕方がないです。
これの最大の欠点は、まとめて流出する点です。1つのゲームくらいなら精神的にも被害はそれだけで済みますが、これが3つ、4つとなれば、ゲームという趣味を捨てる、趣味でなくなるほどの被害になります。
無論それだけでなく、Amazonや楽天といった買い物サイトのパスワードが流出すると、お金の被害に発展します。
パスワード管理機能があったとしても使わない方がいいです。紙に書いておくなどして保管した方がはるかに強固ですし、選ぶ基準ではないです。ブラウザも重くなりますしね。
ゲームには課金もあります。となれば、ネットバンキング経由で課金する人は、ネットバンキング(ネット銀行)保護機能は必須です。お金の被害に直接結びつきますからね。
ただ、ネットバンキング経由で課金せず、PCを分けて使っている場合はいりません。
ゲーミングPCだけど普段使いでもあり共有PCというのならそうはいきません。子供も使うというのなら、保護者向け機能は必須になります。
自分に必要なのはどんな機能なのか、普段の状況と合わせてよく考えてみましょう。
まとめ
ゲーミングPC向けセキュリティソフトのおすすめは
第1位が『ZEROスーパーセキュリティ』
第2位が『PC Matic for PC Gamers』
第3位が『カスペルスキーセキュリティ』
第4位が『マカフィー リブセーフ』
第5位が『FFRI yarai Home and Business Edition』
基本的にセキュリティソフトは同居ができません。複数入れられるのなら入れた方がセキュリティが強固になるのは当然ですが、相性問題やバッティング等を起こしてPCがまともに動かない事態になります。
しかし、第5位だけは違います。その機能は未知の脅威に対する対策が主なので、相性以外はセキュリティ動作におけるバッティングが少ない為、同居が可能となります。
筆者としては、第5位と同居可能なセキュリティソフト、第3位や第4位、第1位の別バージョンと一緒に導入して、防衛してほしいと思っています。
セキュリティソフトと言えば、世界トップシェアを誇るノートンを追思い浮かべる人も多いです。確かに安定していて性能はいいのですが、公式サイトに謳われているほどゲームとの親和性が良いわけではありません。むしろ、噂になるレベルで相性が悪いと言わざるを得ません。
そんなものおすすめできるわけがないので、上のランキングにはノートンのソフトは入れていません。(誤検知するほど性能がいいのは分かるのですが、安全なもの誤検知されてもねぇ……?)
ゲーミングPCですから、主目的はゲームをすること。なのでご了承ください。