【最終更新日:2022/7/1】
「足でもコントロールできるものはないの?」
「フットスイッチ(フットペダル)って結局どうなの?」
今回はこんな疑問に答えていきます。
筆者のイチオシは『ルートアール USB3連フットペダルスイッチ FP3BK』です。
さらに筆者厳選の2種、計3種をランキング形式で紹介します。
後ほどフットスイッチ(フットペダル)の有用性とそれがどう活きるのか紹介します。
ゲーミングPCに最適なフットスイッチ3選
第1位 ルートアール USB3連フットペダルスイッチ FP3BK
スペック
- インターフェース:USB
- サイズ:幅375mm x 奥行140mm x 高さ40mm
- 重量:333g
- ケーブル長:約170cm
- スイッチ数:3
かんたん解説
シンプルな3連フットスイッチです。
一部のキー、マウス操作には対応できないものの、自由にキー割り当て、マウス操作割り当てができます。ショートカットにも対応しています。
設定は専用ソフトウェアを用いて行います。ソフトウェアは非常にシンプルで分かりやすいので、簡単にセッティングできます。付属のCD-ROMにソフトウェアが入っています。同じものをルートアールのHPからもダウンロードが可能です。
ただし、滑り止めがついてないのが非常に残念ではあるアイテムです。滑り止めについては自分でカスタマイズするのがいいですね。100均などで簡単に手に入るので、その点はそこまで心配する必要はないでしょう。
各スイッチはしっかりと間隔をあけてあるので、両足での操作も可能です。
耐久性は値段相応なので乱雑な扱いはしないようにしましょう。
第2位 OLYMPUS フットスイッチ RS27H
スペック
- インターフェース:USB2.0
- サイズ:幅190mm x 奥行120mm x 高さ26.5mm
- 重量:550g
- ケーブル長:180cm
- スイッチ数:3
かんたん解説
こちらはどちらかと言うと、文字起こしのプロ用アイテムです。なので若干値段が高めの印象です。
文字起こし用ということで、デフォルト設定ではメディアコントロールが割り当てられています。なので専用ソフトを用いて、キーやショートカットを割り当ててやる必要があります。専用ソフトはOLYMPUSのHPからダウンロード可能です。
非常に残念なのは、マウス操作は割り当て出来ないことです。
ただプロ仕様で値段が高い分、耐久性はかなりよいです。
センタースイッチが大きく、少しへこんだ設計になっていて、逆に左右は小さく出っ張っているので慣れると誤操作は少なくなります。(とは言えスイッチ同士が近いので、誤操作には気を付けてください)
また、サイズ的にそこまで大きなものではないので、両足操作も向いていない印象です。
第3位 Logicool フライトラダーペダル G-PF-RP
スペック
- インターフェース:USB2.0
- サイズ:幅403mm x 奥行310mm x 高さ168mm
- 重量:2,350g
- ケーブル長:180cm
- スイッチ数:2(アナログ)
かんたん解説
フライトシミュレーター用のフットペダルです。
スイッチはアナログ式が2つで、押した際の抵抗感を変えられるダイヤルがついています。
その性質上、フライトシミュレーターやドライビング(アクセル操作等)向けではあるものの、専用ソフトによるキー、マクロの登録が可能です。(ただし、ゲームによってはマクロを禁止しているので気を付けましょう)
専用ソフトはLogicoolのHPからダウンロード可能です。
また、スイッチがアナログ式で抵抗がある為、キビキビとした入力は不向きです。しかし「無いよりマシ」なので、レースゲームやフライトシミュレーター等もやるという人には買い足しの必要がなく、ピッタリです。
片足で二つと言うより両足乗せっぱなしで操作した方がよさそうです。それを想定した製品でもありますからね。
フライトシミュレーター向けは、用途が限定的でニッチである為、価格は高めです。この辺りもレースゲームやフライトシミュレーター等もやる人でないとその価値は見いだせないでしょう。
フットスイッチが有用な理由
人間の指は10本しかありません。マウスとキーボードで操作する場合、どうしても片手マウス、片手キーボードになります。
マウスを握る手で使っている指は、基本的に2~3本だけ、人によっては4本です。これは、MMO向けの超多ボタンマウスを使っていてもそうなります。それでも操作するボタン数は、筆者の知る限りでは最大16ボタンです。
キーボードはと言うと、ゲームによりますが30~60キー程を操ります。同時操作するキーはグッと少なくなりますが、それでも、マウスに比べると相当な数のキーを操ります。
マウスに割り当てられた操作は、視点移動、通常攻撃、選択が基本で、ゲームによっては追加の攻撃方法や、視点切り替えが割り振られています。
キーボードに割り当てられた操作は、移動(4キー)、移動速度変化(1~2キー)、アクセス、選択、各UI起動(1~8キー)、チャット(全キー)、ショートカット(10~22キー)、アクション・追加攻撃(1~16キー)と上げればキリがないものの、5本の指で操作するには限界があります。
例えばPUBG、移動速度変化に小指、移動とリーンに人差し指、中指、薬指、ジャンプに親指で、これで操作限界ギリギリです。ここに物資拾得や姿勢切り替え、リロード、マップ表示、インベントリ確認もあるのでかなり忙しいです。
では、人間が動かせる部位で空いているのはどこでしょうか?
答えは足です。
頭はと言うと、VCに口、目はモニターを、耳は音を聞いているので操作に使えません。目でモニターを見ている以上、頭はあまり動かせないので鼻でできる操作はありません。
足はと言うと、座椅子を利用している人や、座布団で床座りしているような人は難しいかもしれませんが、椅子に座っている人はブラブラさせていたりしませんか?
その空いている足で補助をできれば、相当なアドバンテージになるとは思わないでしょうか?
PUBGであればリーンのデフォルトはQとEキーに振られているので移動(WASDキー)しながらのリーンが楽になります。キー配置の関係上、左手キーボードを利用するようことをしない限り、指の操作が特に追いつかない部分です。
別にキーボード・マウスの操作に限ったことでもなく、コントローラーで操作している場合もそうです。多くのオンラインゲームはキーボード・マウスの操作を基本として、コントローラーでも遊ぶことができる事が多いです。
この時、キーボード・マウスの操作を基本としているので、コントローラーではボタン数が足りず、ひと手間増やすことで圧縮してあります。
この手間を増やすことなく一発で起動できるとなれば、相当な強みとなります。コンマ秒を争うようなゲームも多い中、ひと手間増えるのと、減るのでは大きな差を生み出すからです。
無論これはゲームに限った話ではありません。
WordやExcel、動画編集、文字起こし等でショートカットを足で操作できれば、それだけで効率よく作業ができます。
大会への出場を考えている人は、多少のゲームで利用しない方がいいでしょう。と言うのも大会でフットスイッチが用意されていることはないからです。
大会での使用デバイスに順規して練習した方が、スポーツマンシップとしても正解です。
ちなみに、廃人と呼ばれる人達の中には扱いやすいものを自作する人までいますので、結構有用なデバイスなのです。
まとめ
フットスイッチ(フットペダル)のおすすめは
イチオシは『ルートアール USB3連フットペダルスイッチ FP3BK』
次点で『OLYMPUS フットスイッチRS27H』
最後が『Logicool フライトラダーペダル G-PF-RP』
座椅子を利用している人や、座布団で床座りしているような人は一工夫しないと利用は難しいのですが、それでも空いている足で操作できるというのはかなりの強みです。
大会等を目指している場合は話が違いますが、利用できるものは利用する、その意識は勝利への近道であることは間違いありません。
ゲームだけではなく作業効率も改善するのでぜひ導入してみてください。