「予算10万で買えちゃうゲーミングPCはあるの?」
「予算10万で周辺機器も一緒に買えるの?」
先に言っておくと、周辺機器に関しては「一緒に買えない事もないけど難しいと言わざるを得ない」というのが答えです。
予算10万円で買えるゲーミングPCはあるのか。
今回はこんな疑問に答えていきます。
筆者のイチオシは『G-GEAR mini GI5A-A190/XT』です。
さらに筆者厳選の2種、計3種をランキング形式で紹介します。
周辺機器の同時購入がなぜ難しいのか、後ほど詳しく解説します。
また、今回選んだPCはAMD製に偏っています。理由はまとめで話します。
予算は10万でいい?!10万円で買えるゲーミングPCのおすすめ3選
【第1位】G-GEAR mini GI5A-A190/XT
GI5A-A190/XT – BTOパソコン eX.computer
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:AMD® Ryzen™ 5 2400G
- マザーボード:ASRock Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac(AMD® X370チップセット)
- メモリー:DDR4-2666 16GB(PC4-21300、8GB x 2)
- グラフィック:内蔵グラフィックス(Radeon RX Vega 11 Graphics)
- 電源:HEC HEC-500TD-5WX (定格500W)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- SSD:240GB SATA接続
- HDD:1TB
税別価格88,800円(2019年3月14日現在)
税込95,904円 + 税込送料2160円
※消費税8%計算
かんたん解説
GTX 650 TiやGT 1030並みのグラフィック性能を持つ内蔵グラフィックを活かすゲーミングPCです。
ちなみに、GTX 650 Tiは現役で稼働してますが、現在ではロークラスグラフィックボードの部類に入ります。
なので、重量級ゲームをFHD(1920 x 1080)でやるのは難しいですが、高望みさえしなければ大抵のゲームはHD(1280 x 720)以上で楽しめます。
1TBのHDDを追加する程度には予算10万に対して余裕があり、HDDの追加を止めてSSDを500GBにアップグレードするのもありです。
増税後の購入では、初期構成のままで買うことになります。
【第2位】Lenovo ThinkPad E585 プレミアム 20KVCTO1WW
ThinkPad E585 | ビジネスに貢献する15.6型ノート | レノボジャパン
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:AMD® Ryzen™ 7 2700U
- マザーボード:非公開
- メモリー:DDR4-2400 16GB(PC4-19200、8GB x 2)
- グラフィック:内蔵グラフィックス(Radeon RX Vega 11 Graphics)
- 電源:バッテリー内蔵
- 光学ドライブ:無し
- SSD:無し
- HDD:1TB
- マウス:ThinkPad USB レーザー・マウス
税込価格164,528円(2019年3月14日現在)
(クーポン適用で税込98,885円 ※2019年3月17日現在)
Eクーポン適応後、税込価格98,885円 + 送料無料(2019年3月17日現在)
※サイト自体は税込価格表示
かんたん解説
本来は「ビジネス向け」のモデル。それにしては恐ろしいスペックを持ったノートPCです。
性能に限って言えば第1位のPCとほぼ同じ。モニターやキーボート、タッチパッドがついていると考えるのならかなりお買い得です。
LenovoはWeb限定でかつ期間限定セールをほぼ常に行っており、その値引きは50%近く! つまり半額程度になることもあります。
専用のURLがあるので是非のぞいてみてください。意外な逸品が意外な価格で買える場合がありますよ。
▼レノボ公式サイトURL
また、専用サイトに行かなくとも、クーポンの適応はできるので一度覗いて見るとよいでしょう。
増税前にはセールが終わっており、その頃には新しいモデルが出ているので、今だけのモデルととらえましょう。
セール中はロークラスゲーミングノートPCとしては控えめに言わなくても買いですよ。
【第3位】パソコン工房 LEVEL-M0B3-R5G-VHR
iiyama LEVEL-M0B3-R5G-VHR [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】
スペック
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:AMD® Ryzen™ 5 2500G
- マザーボード:ASUS B350M-A/C/SI (AMD® B350 チップセット)
- メモリー:DDR4-2400 16GB(PC4-21300、8GB x 2)
- グラフィック:内蔵グラフィックス(Radeon RX Vega 11 Graphics)
- 電源:350W
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- SSD:240GB SATA接続
- HDD:1TB
- モニター:iiyama ProLite E2282HS-B1(1920 x 1080 / D-Sub 15ピンx 1 HDMI x 1 DVI-D24 x 1 / 最大リフレッシュレート75Hz・最大応答速度1ms )
- キーボート:パソコン工房標準キーボート
- マウス:パソコン工房標準マウス
税別価格88,960円(2019年3月14日現在)
税込96,076円 + 税込送料2160円
※消費税8%計算
かんたん解説
元々マウスとキーボートがついているパソコン工房だからできる周辺機器のまとめ買いです。
標準なので、ゲーミング用ではありません。モニターもゲーミング用ではありません。
こいつを探し当てるのに筆者でも2日かかっています。それだけ貴重で同時購入できる割には性能も他と遜色ありません。
とはいってもロークラスのゲーミングPCです。過度な期待はしないようにしましょう。
また、ヘッドセットやコントローラーをさらに同時購入すると間違いなく10万をこえます。例え片方だけが必要でも超えてしまうので注意です。
予算10万に周辺機器まで含めることが難しい理由
以前の記事では、「予算10万でも自作だからかき集めてそれなりの物を組むことができるが、BTOでこのスペックは見られなくなった型落ち品ばかり」と言いました。
実にその通りで、AMDのグラフィックボードを使ったBTO品はめっきり見なくなりました。現在はほとんどがNVIDIA製です。
どちらのメーカーにせよ、今は在庫限りなのが非常に痛いです。一時期コスト対パフォーマンスでAMDがNVIDIAを抜いたことで、AMD人気が上がったことが原因です。
自作には工賃が入っていません。その為、工賃のかかるBTOでは妥協を余儀なくされ、予算10万ではミドルロークラスでさえ無理になります。
そして、必然的にロークラスがターゲットとなります。
しかし、あまり性能を下げ過ぎるとできないゲームが出てきてしまいます。
その調律を取る為に価格が苦しくなり、価格が高めになるゲーミングスペックの周辺機器を選び辛くなってしまうのです。
第2位なんていい例で、紹介したLenovoのノートPCは本来ビジネス向けです。
まとめ
10万円で買えるゲーミングPCのおすすめは
イチオシは『G-GEAR mini GI5A-A190/XT』
次点で『ThinkPad E585 プレミアム 20KVCTO1WW』
最後が『パソコン工房 LEVEL-M0B3-R5G-VHR』
さて、今回AMDに偏った理由は、一つのAMD APUで、ロークラスゲーミングPCがローコストで成立するからです。
AMD APUとはAMD Accelerated Processing Unit(エーエムディー・アクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット)の略で、AMD独自のグラフィック統合型CPUの事を指します。単にAPUとも言います。
今回紹介しているPCのCPUにはすべてRadeon RX Vega 11 Graphicsが内蔵されています。
第8、9世代Core iシリーズに採用されるIntel UHD Graphics 630では一切太刀打ちできない約2.5倍の性能差があります。
また、RX VegaシリーズはIntelのCPUにも統合型として採用されるほど優れた性能を持っています。i7-8809Gなどで、その性能はGTX 1050に匹敵します。
(Intel入ってる、ならぬ、IntelにAMD入ってる)
先に紹介したとおりRadeon RX Vega 11 GraphicsはGTX 650 Ti(約8年と未だに現役)やまだ新しいGT 1030並みの性能となり、ロークラスでは肩を並べます。
そう言った意味で性能とコストを両立しようとするとAMD APUになってしまうのです。