今回の記事ではゲーミングPC向けのCPU、「Intel Core iシリーズ」と「AMD Ryzenシリーズ」について解説します。
それぞれ、しかも個々に特徴を持っているので全部は解説しきれません。というか、量的に解説しきれないです。ごめんなさい。
一応今回は、簡単に「総評」という形で紹介になります。そこら辺を踏まえた上で参考にしてください。
ゲーミングPCにおすすめCPU2選
Intel core iシリーズ
i9解説
第9世代から一般向けとしてリリースされ、その前はフラグシップエディションである、エクストリームエディションに番号が振られていました。
第9世代のその性能は今までのi7が、i9になったと言っても間違いではありません。
Core i9を乗せるぐらいなら、コア数や動作クロックが高く、メモリーを大容量化できるエクストリームエディションにしてしまってもよいでしょう。
i7解説
初代から第7世代までは、上位モデルとして君臨していましたが、第9世代からはi5がi7になっているような状態です。
今まではコア数×2のスレッド数を持っていましたが、第9世代からはコア数=スレッド数になっているので気を付けましょう。
i5解説
コストパフォーマンスを気にする場合の妥協CPUと考えましょう。
他と同じで第9世代からはi3がi5になっている状態なので気を付けてください。
第8世代以前で組む場合はコストパフォーマンスとしてi3を妥協点にしてもよいですが、演算力不足は否めないので注意しましょう。
Intelの特徴
Intelはシングルコア性能が高い分、マルチコア性能はAMDに一歩譲る状態です。
TDPが抑えられ、TDP当たりのパフォーマンス非常に高いです。
その分価格が高めの傾向なので、コストパフォーマンスを気にする場合はAMDを選んだ方がよい場合があります。
AMD Ryzenシリーズ
Ryzen Threadripper解説
AMDのフラグシップモデルで、コア数動作クロックが高く、2990WXに至ってはそのコア数は化け物と呼ばれます。
その分凄まじいTDPになっているので、電源と、CPU冷却には気を使ってください。
Ryzen 7解説
コストパフォーマンスとTDPパフォーマンスが非常に優れているCPUです。
コストパフォーマンスとTDPパフォーマンスに優れているからといって、性能が低いとは到底言えないほどの性能です。
Ryzen 5解説
コストパフォーマンスを気にする場合の最低妥協ラインです。
性能的には良くもなければ悪くもないといった具合で、グラフィックボードの性能が良すぎると、CPUが足を引っ張ってしまいます。
Ryzen5を使う時はグラフィックボードの性能に十分気を付けましょう。
グラフィック内蔵モデルもあるので、コンパクトPCを作る場合は選択肢に入ってくることでしょう。
AMDの特徴
マルチコア性能に優れる分、シングルコア性能でIntelに一歩譲っています。
AMDで自作する場合のコストパフォーマンスは非常に優れている、といえるぐらい、価格は安めの傾向にあります。
グラフィックボードも作っているので、CPU内蔵グラフィックの性能は非常に高いです。
TDPが高めの傾向にありますので、冷却に気を使いたいです。
まとめ
IntelとAMDの最新CPUを比較すると
- Core i9-9980XE ≒ Ryzen Threadripper 2990WX
- Core i9-9900K ≒ Ryzen Threadripper 1950X
- Core i7-9700K ≒ Ryzen 7 2700X
- Core i5-9600K ≒ Ryzen 5 2600X
という風になります。この比較では、同じかAMDの方がベンチマークスコアは若干高いです。
というのも、Intelの方はコア数とスレッド数が同じか、動作クロックが高くても比較するAMDCPUに比べコア数が少ないです。
ベンチマークスコアを価格で割った、コストパフォーマンス数値に関してはあまり変わりません。
比較に出したAMDCPUにはグラフィックが内蔵されていませんが、Core i9-9980XE を除く比較に出したIntelCPUにはグラフィックが内蔵されています。
なので、余り単純にこの比較を考えないでください。
妥協点をどこに置くべきか、それはしっかりとベンチマークスコアをみた上で、どんなゲームをやるのか、そのゲームが推奨するスペックはどれくらいなのか見て決めてください。
自作する場合やBTOPCを選ぶ場合の参考になればと思います。